美容業界、最高水準の待遇の確立、一人ひとりの得意を生かした教育
美容業界、最高水準の待遇を実現
私たちケンジグループでは「メイクハッピー」という経営理念のもと、毎年方針を決定しています。2024年の方針は「LANAKILA(ラナキラ)」ハワイ語で「勝利」を意味する言葉です。私たちは「今年も挑戦していこう!」という強い決意をこの言葉で表現しました。経営には「人材採用」と「集客(お客様集め)」という2つの大きな要素があります。両者ともケンジの魅力をいかに発信し共感して「働きたい」「施術を受けたい」と思っていただけるかが重要なポイントです。ケンジの魅力の一つに「安心して働ける」という点があります。そこで、人材採用における今年の挑戦として初任給を月給23万円にさせていただきます。もちろん社会保険など福利厚生も整っています。美容業界の社会的地位向上には待遇も重要だと思います。大卒者と比較しても遜色のない水準とする事で美容業界に安心して進んでくださる中高校生も増えていくのではないでしょうか。
美容師として活躍するために必要な能力
ケンジグループでは毎年200名以上の新入社員を迎えており、そして1300名以上の社員が働いています。その中で活躍している美容師の特徴は「美容師の仕事を楽しんでいる」という事です。ファッションを楽しむ、お客様との会話を楽しむ、自分の美容にも時間とお金を使って楽しんでいるなあ、という印象です。また美容師は技術を習得していく事が重要ですが、ケンジでは楽しんで技術を習得できるよう教育を工夫しています。基本的な教育カリキュラムはありますが、①好きな技術から先にやる。②できた技術からお客様を担当する。この2点が特徴です。苦手な技術は後回しにしても大丈夫です。実際ヘアアレンジが得意なスタッフは「ヘアアレンジ二スト」として入社1年目から活躍しています。中高校生の皆さんが、もし美容師になったらヘアアレンジでもいい、カラーでもいい、カットでもいい、自分の得意な事を伸ばすように努力してください。
過去の経験にとらわれず可能性を追求
美容業界はどんどん進化を遂げています。近年見られる傾向は「特化」です。属性やメニューに特化したサロンが多く存在します。ケンジグループでもメンズサロンを作りました。また個人のブランディングにおいても得意分野を強調し非常に個性的になっています。また、美容業界はもはや髪だけの分野にとどまってはいません。ネイルやまつ毛、エステなど多岐にわたります。そしていよいよ医療業界とのコラボも始まっています。髪の毛から遺伝子情報がわかったり、薄毛や抜け毛の治療、健康な髪や頭皮を保つ為の栄養療法や体の内面からのヘアケア指導など、可能性に満ちています。
これからの時代は過去の経験にとらわれない事が重要だと思っています。そのため若いスタッフの意見を聞き、積極的に取り入れるようにしたいと思います。10代、20代の皆さんが今後美容業界をきりひらいていく事でしょう。
株式会社ケンジ 代表取締役社長/西山 和平 氏
1972年4月10日生まれ。和歌山県出身。高校卒業後1991年、株式会社ケンジに入社。高山美容専門学校通信科卒。入社4年目で店長に抜擢。グループの店長を統括する総リーダーを経て、2013年社長に就任。神奈川湘南エリアを中心にグループ133店舗展開。
会社概要
株式会社ケンジ
〒251-0024 神奈川県藤沢市鵠沼橘1-17-5 KGビル
TEL:0466-26-0309
ホームページ → https://www.kenji-group.co.jp
Instagram → https://www.instagram.com/kenje_saiyo/
◎設立/1971年11月15日
◎店舗数/133店舗
◎資本金/4,000万円
◎売上/89.4億円
◎スタッフ数/ 1,262名